いつも心に、チャットモンチー!

 今日は音楽の話です。

 「好きなバンドは?」と言われて、必ず僕があげるのが、チャットモンチーというバンドです!
 
 言わずと知れた日本のガールズロックバンド。
 世代的にはド直撃世代なんですが、出会ったのは割と最近(存在は知ってましたが)で、もっと若いときにリアルタイムで聞いとけばよかったな~とつくづく思います。チャットモンチーの新譜をリアルタイムで買っていた人は、本当にうらやましい!
 彼女たちが出てきたころは僕もロックを聞き始めたばかりで、今自分が聴いているものにしか耳が向いてなかったんでしょうね。それに、やっぱり女声だし、どうせ甘い恋愛の歌でしょ(ケッ)という偏見もあっただろうし、俺が聴いてるものだけがかっこいい! というような感じで当時は生きてましたからね(´・ω・`)







 いや、聴いてみるとね、めちゃくちゃカッコいいんですよ!
 掛け値なしで普通にバンドとしてカッコよく、自然で、リアルなんです(そりゃあヒットするわ)‼
 今回紹介するのは、彼女たちのアルバムの中でも特に大好きなデビューミニアルバム「chatmonchy has come」





「chatmonchy has come」チャットモンチー
(上は2015年発売のフォーエバーエディションのジャケットです)

1.ハナノユメ
2.DEMO、恋はサーカス
3.ツマサキ
4.惚れたホタル
5.夕日哀愁風車
6.サラバ青春




チャットモンチー
 徳島県出身のガールズ・ロック・バンド。メンバーは1983年生まれの橋本絵莉子と福岡晃子。2000年に橋本を中心に結成し、2005年にメジャー・デビュー。ソリッドかつタイトな音作りとグルーヴ感あふれるロック・サウンドで注目を浴び、野外フェスなどを含む数多くのライヴ出演を重ねて一躍人気バンドへと成長。2011年9月以降は現2名編成となり、サポートを迎えながら精力的にライヴを展開。2016年に地元・徳島にて初の屋内型フェスを主催。2017年の「Magical Fiction」までシングル19枚、オリジナル・アルバム6枚をリリース。2017年11月、2018年7月をもっての解散を発表。

2012/07/30 (2017/11/27更新) (CDジャーナル)


最近のチャットモンチー↑






 このチャットモンチーのミニアルバム「chatmonchy has come」には、チャットモンチーというバンドの若さとイキの良さが詰まっています。日本で生まれ育ち、まっすぐにロックと向き合った若者の、宝石のような作品を集めた、素晴らしいアルバムです。
 6曲だけしか入ってないけれど、全部、大切に大切にしていきたい曲ばかりなんです。このアルバムを聴くと、いつも一つ一つの曲を大事に抱きしめていたいような気持ちになります。
 この人たちは、本当に自分の感性と、今まで育ってきた経験から純粋に曲を作っているんだと思います。(だからこんなにリアルで、曲の中に自分がいるような気分になる)


「薄い紙で指を切って 赤い赤い血がにじむ これっぽっちの刃で痛い痛い指の先」

 
 1曲目の「ハナノユメ」の最初のフレーズですが、なんだろう、若いときの他者との微妙な意地の張り合いや、好かれたいという気持ち、それでも自由にいたいという気持ち、結局ぐちゃぐちゃな頭のまま、学校に行っていた日々が、なんでここに歌われているのだろう? そんな気持ちがしてきます。







 いい歌って、なぜかその歌の中に「自分」が出てくるような気分にさせるんですよね。チャットモンチーの歌には、青春時代の自分が、いつもいる……。
 ああ、俺もこんなに繊細で、弱くて、でも、強かった。というようなね~(これは勝手な僕の感想ですよ 笑)
 特に最後の「サラバ青春」という曲ですが、曲中出てくる「坂下食堂」という食堂を僕は知らないですが、この曲を聴くと、僕が青春時代を共に過ごした人たち、好きだった人たち、謝りたかったことが、条件反射のように心の中に浮かび上がってくるんです。
 「サラバ青春」を聴いたのは、随分大人になってからでしたが、この曲が自分の青春と共にあったような、そんな感覚にいつもなるんです。ただの卒業ソングではなくてね。
 そして、それは決して単なるノスタルジックだけでなく、それでも前に進むんだ、俺はやるんだ、という、途方もないポジティブさ、若いエネルギーをくれるんです。今は別の道を進む仲間はまだまだ進み続けるというような、すごいエネルギーを。



 大好きなアルバム。名盤です。








 

 

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