期待のバンド“2”が素晴らしい

 今日は音楽の話です。

 ちょっとまた新しいバンドを見つけたので、情報少ないんですけど、〈速報〉ということで書きますね。



「2(ツー)」というバンドを知っていますか?


 僕はandymoriという、少し前に解散したバンドが好きで、YouTubeでPVとかよく見るんですけど(「すごい速さ」のPVが好きすぎる!)、そこでandymoriが所属していたレーベル「Youth Records」のYouTubeチャンネルにたまたま行き着いたんですよ。
 andymoriがいたレーベルなら信頼できる(^▽^)/ と思って、いつものごとくいいバンドを探してたんですけど、出てきたのがこの「2」のPVでした。








 まず、バンド名が「2」って! 検索しにくいだろうに……と思ったんですけど、まあ、こんなひねくれた名前を付けるなんて、……きっと面白いバンドだ! と何となく直感でクリックして、聴いてみると……



 これは、いいバンドだ! 

 と、確信めいたものを感じましてね、至急記事にしようと思いました。
(当初、僕は「andymoriっぽいもの」を期待していましたが、2はandymoriとは全然違う色のバンドでした。当たり前ですけど。似たバンドを探してみるけど、見つからず、違った良さのバンドが見つかる。最近はそれの繰り返しです 笑)









1st Album『VIRGIN』

1.Anthem Song
2.ケプラー
3.PSYCHOLOGIST
4.DIARY
5.土砂降りの雨が降った街
6.急行電車
7.VIRGIN
8.ロボット
9.Family
10.LONELINESS BOY
11.DEAD HEAT
12.How many people did you say “GoodBye”





2(バンド)
 日本のロック・バンド。メンバーは古舘佑太郎(vo,g)、加藤綾太(g)、赤坂真之介(b)、yucco(ds)の4名。2017年に古舘(元The SALOVERS)と加藤を中心に結成。同年10月に1stアルバム『VIRGIN』を発表。直後に全5ヵ所のリリースツアーを開催。2018年2月には東京、大阪で初のワンマンライヴ〈GO 2 THE NEW WORLD〉を行ない、盛況に終える。2018年4月に2ndアルバム『GO 2 THE NEW WORLD』をリリース。


2018/03/14 (2018/09/12更新) (CDジャーナル)





情報少なッ!!

 ちなみにボーカルの古館さんは、あの古舘伊知郎さんの息子さんなのだそうです。2世かこの野郎! と僕のような偏見の塊なら思うかもしれませんが、出自などどうでもよくなる歌声、メロディセンス、歌詞のセンス!
 このバンドが脚光を浴びないなら、ちょっと日本どうかしてるぜ! と言いたくなるくらい可能性を感じさせるバンドです。おい「2」! 日本のロックを席巻してくれ!





「ケプラー」が名曲だった!




 PVの雰囲気やアングルがクラッシュの「白い暴動」みたいであり、ドラムのyuccoさんがいきなりめちゃくちゃカッコいい! そして古舘さん、半ズボンにサンダルというルフィスタイル! ジョー・ストラマーを思わせるアクション。美しい声。このPVの作り……好きすぎる。
 映像に関しては、すごいパンクフォロアー魂を感じるんですが、歌そのものは、他には聞いたことのない聴き味があります。声は、等身大でありながら、彼にしか出せない声ですし(初期のジョン・レノンよろしく、これはいい歌い手の条件だと思う)。素晴らしい。





「全く地球と同じの惑星がそう遠くない宇宙の彼方には7個も見つかったらしい」

 歌い出し、いきなりロマンチックなニュースから始まり、宇宙のどこかで待つ「運命の恋人」を思う。しかし「だけど今は目の前にいる君に恋してる」と言うんですね。
 素晴らしい想像や憧れはあるんだけど、結局生活の中でリアルな感情を優先しちゃうというね……。

「幼い頃に田舎町で父親におんぶされて見上げた夜空がすごすぎて怖くなったのを覚えています」

 この親子像が古舘親子だとすれば、それはそれでめちゃくちゃ感慨深いものがありますが、その星空のロマンに魅かれつつ、「どっかの星」の「運命のお姫様」ではなく「君」に恋してるとやはり言い切るんですね。

「僕が地上で大好きな君へ渡したちっぽけなダイヤの指輪はなんて価値の無い石ころでしょう」

って、言っているけれど、この歌の主人公はダイヤで覆われた惑星よりも、やっぱり好きな人にプレゼントしたダイヤの指輪が大事なんですよね。
 なんだろう、この歌には、頭の中ではすごい想像やビジョン、理想があるし、才能もあるし、夢もあるんだけど、やっぱりどうしても、目の前の人が大事だし、振り回されるし、その人のためにこそ駆けずり回るっていう、……人間のさ、……創造力や夢とかじゃない部分の、すごいかけがえのない部分が歌われている気がするんですよね。

 こういうことを歌にできる感性と、表現力というのは、もう素晴らしいです。

 感服しました。


 次のアルバム買います。











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